「美的」8月号(小学館)に金継ぎ部の取材漫画が掲載されています。
マンガは、小迎裕美子さんの「脱力道場」というコーナーの111回目です。
(111回目ってすごい長期連載ですね)
↑このマンガでは無水エタノールと生漆を混ぜて塗る、とありますが、
金継ぎ部ではエタノールは混ぜないですし、そういうことは言ってないのですが、
おそらく何か別の資料を見られたのかと思います。
(間違いではないんですが、混ぜる理由はおそらく、キャンドルとかバーナー的なもので焼き付けをする際、燃え易くして焼き付けの定着を良くするのに混ぜる場合があります。溶剤として混ぜるのでしたら、灯油やテレピン油のほうが混ざり易いですし、エタノールを入れる理由が、あまりないです。)
銀座に先週オープンした食パン専門のお店「セントル・ザ・ベーカリー」に行った。
渋谷のヴィロンの新しいお店です。
パン好きなら垂涎のお店です。
トーストセット。3種類のバターの味を比較。
パンの1枚(カナダ産小麦)はトーストし、1枚(北海道産小麦)は焼かずに生で食べる。
まるでパンの刺身状態である。結果は、
「基準値を超える味」
であることはわかった。(ざっくりと)
バターは、「どれもうまい」「軽い」
トーストは、自分でトースターを選んCENTREで焼きます。
(これが画期的!)
ちなみに焼いているのは山食(カナダ産小麦)。焼くとカリカリになる。
「チーズトースト」を注文すると、デカい「チーズを溶かす機械」を
運んで来てくれて、コンセントまで延長コードで繋いでくれて、
目の前で溶けたチーズをぶっかけてくれます。
できたては最高の、さらに最高にうまい・・・。
最高なんだけど、正直、こちらのハード(舌と脳)のスペックも
あるので、他と比較のしようがないというか、
「うまい、甘い、カリカリ、口の中でとろける」
要素は感じたものの、「最高レベルにうまい」としか言えない
「語彙力の乏しさ」、に一票。
(6300円(!)のビフカツサンドがありびびったのですが、
知り合いの某編集者が食べていました・・・)
(こちらは昼間と夜とでは、お店の呼び名が変わるそうです。)
池袋コミュニティカレッジ、池田浩明さんのパンラボ講座、
パーラー江古田の原田さんを迎えての 題して
「生きるとはサンドウィッチのようなもの」を受講した。
原田さんがどのようにしてスウィングして現在のパーラー江古田に
辿り着いたかまでの過程が、
ユニークというか、独特の視点で語られ興味深かった。
今度は実際パーラー江古田に行って、
あのこともこのことも確かめてみたい気持ちになった。
原田さんの思考は、自分の頭の使い方と全然違っていて、すごく脳の性能の
良い種類の人間だと思った。
一人のパン屋さんの哲学であるが、その考え方対処の仕方は、
自分の人生全般に当てはまりそうな気にさえさせられた。
「人生とはサンドウィッチのようなもの」、とはスッゴク深いテーマではあるが、
池田さん曰く「(偶然)組み合わさってみて初めてそこで、生み出されるものがある」
というような意味らしい。
なるほど。
講座内で試食したサンドウィッチ。
原田さんがオーストラリアをワーホリ中にバス旅しながら食べていたものを再現。
食パン、チーズ、きゅうり、生マッシュルーム、黒胡椒、
それだけなのに、むちゃくちゃ旨いのは何故だ。
家でもやろう。