堀道広 旧仕事、日常、金継ぎ部、駄文、記録用。
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本日発売しました。「おうちでできるおおらか金継ぎ」
この本はいちお4つのもっとも に絞って書きました。
⑴もっとも伝統的なやり方⑵もっとも簡略化して⑶もっとも体に害なく⑷もっとも経済的な、の4つです。この本でわりとガチなおおらか金継ぎを楽しみませんか、と。
こういう本を出したからといって、
昨今、瞬間接着剤と新うるし(釣具用の塗料)による金継ぎが人気ですが、
正直、自分は漆に関わる仕事をしてきたので、それ以外でやるわけにいかない立場(これも勝手な思い込み)だと思っているだけで、役割上漆でやっていますが、本当の気持ちとしては「どっちでも良い」と思っています。
まあ自分の子供が使う器には、簡易金継ぎは使って欲しくないな、と思うけど、簡単に、修理できるのは素晴らしいなと思うし、大人が、自分が満足して使うんなら、全然良い気がします。
花瓶やオブジェ、高台や口に触れない場所なら別に良いんじゃないでしょうか。
結局、本物の漆でも、新うるしでも、(金継ぎが)剥がれるものは剥がれるし、小さなことです。
害があるかないか、というのも、人間の大人の寿命にどのくらい関係があるのか、というのも謎ですし、使う人の「気持ち」「精神」「哲学」や「経済状況」なんかによるんじゃないでしょうか。
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