洗濯物のピンチハンガーを直すのが好きだ。繰り返し繰り返し、直してもう10年以上、使っているだろう。
(数年で、紫外線劣化してピンチ(洗濯バサミ)がボロボロとれてくる)
むしろ、これがもはや生き甲斐だ。
意地になって、親の仇のように直している。
地球が滅んでも、ピンチハンガーと自分だけが生き残り、存在している世界が目に浮かぶ。
もし無人島になにか一つだけ持って言って良い、と言われたら、
俺はこのピンチハンガーを持っていくだろう。
老人になって、何代もピンチが入れ替わろうとも、このハンガーを使い続ける。
しかし、「付け根」部分の根元が朽ちて折れてしまうことがある。
そうなったら、普通に捨てるだろう。
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