堀道広 旧仕事、日常、金継ぎ部、駄文、記録用。
新しい仕事は地味にこちらに移行中です。
→「堀道広 その仕事」https://horimichihiro.tumblr.com
富山の静かな祭り、「おわら風の盆」に行ってきました。
富山の出身なのですが、じつは生まれて初めて行ったのですが、スゴく良かったです。
うるさくなくって、露天とか出るわけじゃなくって。にぎやかなお祭りも良いですが、
なんかここは静かで、しっとりとしているというか。控えめというか。
ただ、古い町並みの夜道を歩いて、踊りを眺めるだけなんですが。
ちょっと、「死後の世界」、みたいな感じもしました。
また、来年も行こうと思いました。
あと、どうでもいいことなんですが、前にかまぼこ板とiPhoneの比率がほぼ同じ、ということを発見したのですが、こういう商品がすでにあるんですね。
[iPhone4S/4専用]食品サンプルカバー 鈴廣かまぼこ監修 御蒲鉾カバー【食品サンプル カマボコ すずひろ 小田原 スマホ ジャケット ケース ニセモノ 本物そっくり/人気/専用ケース/食品サンプルケース】
ほかにも、国産うなぎの蒲焼き型とか、秋刀魚とかおでんとかの食品サンプルの、iPhoneケースの世界も奥深きが出てきていいですね。
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耳かき仕事人サミュエル 堀 道広
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祈りとしての漫画。, 2012/8/5
最初に断言するが、著者は天才ではない。
それは手塚治虫や、高野文子や、黒田硫黄の ような漫画の歴史に太く濃い年輪をつけるよ うな天才ではないということだ。 また唸らされるようなダイアローグがあるわけでもない。 もっと言ってしまえば、絵柄も整っている とは、お世辞にも言えない。 だがそれは「うまい」と「へた」という絵への 概念にはおよそ関係しない。 整った絵柄がうまい絵なのは否定しないが、 うまい絵は整った絵柄ではない。 話を戻そう。 この著者が描く漫画は、どこを切っても純度100%の漫画の鮮血がほとばしる漫画だ。 ストーリーテリングも絵柄もダイアローグも達人と言えるほどのものでもないにも関わらず この著者の描く女性が、雨雲の隙間から差す光のように私たちの視線を照らす瞬間に この著者にとって漫画が「祈り」として機能しているのではないかと錯覚させられる。 私は美しさとはなにかをまだ知らない。 また、なにが美しいかを判断する術も 知らない。 だが、この堀道広という作家が描く、 「女性」のふとした1コマの美しさは、 ただごとではない。 |
漫画を描いていても、誰かの命を救えるわけでもないし、何かの役に立ってる気がしないし、(ガロ、アックス系特に)反響もそんなないので池に石を投げているような印象があったのですが、こういうことを書いてもらえるから、「漫画を描いていて良かった」と思いました。
前作「うるし部」に関しては、「祈り」でした。
(自分自身がどうにも、ならなかったので。)
たしかに、人の表現というのは「祈り」みたいなものですね。
自分は、職人をやっていたので、自分を表現することを消し去ることを意識していました。
今も、その延長でやっています。
ですので、今でも自分を表現することは、ひどくかっこわるいことだと思っていますし、その資格もないし、能力もないし、意欲も低いのでそのスタート位置にも立てていないと思っています。
なので、周辺の人の善意でたまに「展示をしてほしい」と頼まれて展示をする機会が与えられる時があって、そういう時だけはなにか作りますが、そういう自己表現とかしたい側の人間じゃないと思っているので、なんか中途半端ですね。
しかし、人の「祈り」みたいなものは、漆を塗っていても、漫画を描いていても、塗り込められているように(そこは漫画も漆も共通で)思いますね。
では自分にとって漫画は自己表現か、という問いに関しては、そうかもしれませんね。でもあんまり出したくないので、今がイマイチなんでしょうね。
伊東にお住まいになられている、言わずと知れた劇画家平田弘史先生の
お宅にお邪魔しました。
先生は「血だるま剣法 おのれらに告ぐ!」などの、強いインパクトを残す劇画作家としても知られていますが、力強い毛筆の書き文字も有名で、大友克洋先生の「AKIRA」などの、数々の題字でも知られています・・・。
というわけで・・・属する集団ベンチウォーマーズの企画にかこつけて、
新連載の題字を描いてもらいに行ってきました!
平田先生のお宅です。
こちらが平田先生です。
現世に生きる武士のようなオーラがありました。
縦書き、横書き、ひらがな、漢字と、本当に様々なパターンのものをたくさん書いてくださいました。
書いてる間じゅう、私にできることは、先生の書をすばやく受け取って乾かすことくらいです。
一段落したので、離れにある工作室?を見せていただきました。
とにかく、機械というか、機械の小屋でした。木工の好きな人の、機械版という感じでした。
映写機を何台も、組み立てられておりました。
鉄の塊が、木のように置いてありました。先生は、1本のネジから作ります。
「劇画描くより機械いじってる方が好き」、ともおっしゃっていました。
終わってからは、奥様の手料理をご馳走になり、会談しました。
右手奥が、カメラマンの成田さん、手前が、編集の志村さんです。
お宅にお邪魔しました。
先生は「血だるま剣法 おのれらに告ぐ!」などの、強いインパクトを残す劇画作家としても知られていますが、力強い毛筆の書き文字も有名で、大友克洋先生の「AKIRA」などの、数々の題字でも知られています・・・。
というわけで・・・属する集団ベンチウォーマーズの企画にかこつけて、
新連載の題字を描いてもらいに行ってきました!
平田先生のお宅です。
こちらが平田先生です。
現世に生きる武士のようなオーラがありました。
縦書き、横書き、ひらがな、漢字と、本当に様々なパターンのものをたくさん書いてくださいました。
書いてる間じゅう、私にできることは、先生の書をすばやく受け取って乾かすことくらいです。
一段落したので、離れにある工作室?を見せていただきました。
とにかく、機械というか、機械の小屋でした。木工の好きな人の、機械版という感じでした。
映写機を何台も、組み立てられておりました。
鉄の塊が、木のように置いてありました。先生は、1本のネジから作ります。
「劇画描くより機械いじってる方が好き」、ともおっしゃっていました。
終わってからは、奥様の手料理をご馳走になり、会談しました。
右手奥が、カメラマンの成田さん、手前が、編集の志村さんです。
私の座ってる角度からは、まるで先生に後光が指しているような気がしました。
こんな感じです。実際、日が暮れて来ただけだったりして・・。
そこに、一人のインドのサドゥー(修行僧)ふうの男性がやってきました。
ところどころに赤が効果的に生かされているファッションです。
「こじょろ」と呼ばれるこのおじさんは、近隣にすむ先生のファンの方だそうで、かれこれ10年くらいの付き合いらしいです。
今日は2時間かけて歩いて来た、とおっしゃっていました。2時間!
そして今日は、草刈りの仕事の面接に行って来たそうです。この服で面接!
そしてこのあと、こじょろさん、も囲んで歓談しました。
そして、できたのはこの文字です!
「おれは短大出」!!
ジャーン!!!!
先生が魅力的だから、こじょろさんのような人もいろいろ集まってくるんだな、と思いました。
先生は生き神様というか、武士のような眼光とオーラがありました。
平田先生、ありがとうございます!
こじょろさん、先生の奥さん、
成田さん、志村さん、ありがとうございます!
そして「おれは短大出」の第1回めが、
今月発売のアックス88号 で読めます!
よろしくお願いします!
こんな感じです。実際、日が暮れて来ただけだったりして・・。
そこに、一人のインドのサドゥー(修行僧)ふうの男性がやってきました。
ところどころに赤が効果的に生かされているファッションです。
「こじょろ」と呼ばれるこのおじさんは、近隣にすむ先生のファンの方だそうで、かれこれ10年くらいの付き合いらしいです。
今日は2時間かけて歩いて来た、とおっしゃっていました。2時間!
そして今日は、草刈りの仕事の面接に行って来たそうです。この服で面接!
そしてこのあと、こじょろさん、も囲んで歓談しました。
そして、できたのはこの文字です!
「おれは短大出」!!
ジャーン!!!!
先生が魅力的だから、こじょろさんのような人もいろいろ集まってくるんだな、と思いました。
先生は生き神様というか、武士のような眼光とオーラがありました。
平田先生、ありがとうございます!
こじょろさん、先生の奥さん、
成田さん、志村さん、ありがとうございます!
そして「おれは短大出」の第1回めが、
今月発売のアックス88号 で読めます!
よろしくお願いします!
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